2026年8月、サンリオ〈8136〉とFinatextホールディングス〈4419〉の決算跨ぎで、立て続けに大きな損失を出した。
どちらも決算発表がきっかけだった。
サンリオでは約26万円。
Finatextでは約25万円。
合わせて、約51万円の損失となった。
ただし、この2つは同じ「決算跨ぎの失敗」でも中身がかなり違う。
サンリオでは、そもそも決算日であることを失念したまま、新高値ブレイクを見て700株を追加してしまった。
一方、Finatextは決算日を把握していた。
業績成長を評価し、「高成長企業なら良い決算が期待できる」と考え、意図的に1,000株を持ち越した。
前者は明らかな不注意。
後者は、自分なりに考えたうえで取ったリスクだった。
しかし結果として、どちらも大きな損失になった。
この2連敗をきっかけに、今後の決算跨ぎについて、
「決算前に10%程度の含み益がなければ、ポジションを落とすか、原則として跨がない」
というルールを作ることにした。
今回は、サンリオとFinatextで何が起きたのか。そして、自分の判断のどこに問題があったのかを振り返る。
※この記事は私個人の売買記録です。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
※プライバシー保護のため、売買時刻、約定価格、一部の売買日は丸めて記載しています。株数、損益額、売買判断の経緯は実際の取引に基づいています。
- 先に結果:2銘柄で約51万円の損失
- サンリオ――新高値ブレイクに気を取られ、決算日を完全に忘れる
- 数十秒の確認で防げた損失だった
- 決算後のPTSが急落
- 改めて見ると、サンリオは「普通に悪い決算」だったわけではない
- 既存800株も損切り
- 売った後に上がったからといって、損切りが間違いとは限らない
- サンリオの最大の反省点
- Finatext――こちらは決算日を知ったうえで跨いだ
- 決算前の含み益はあった。でも十分ではなかった
- 決算前に1,300株から1,000株へ減らした
- それでも1,000株を決算跨ぎした理由
- Finatextの決算で何が問題だったのか
- 「高成長企業だから良い決算が出る」は危険だった
- 決算翌日、大幅下落
- そしてまた、売った後に反発
- 底値で売ったことと、売却判断の正誤は別
- サンリオとFinatextは、同じ失敗ではなかった
- しかし共通点もあった――含み益バリアが薄い
- 今後は「含み益10%」を一つの目安にする
- 決算前に買う必要はない。決算後に買えばいい
- 今後の決算跨ぎルール
- 決算跨ぎは「保有の延長」ではない
- まとめ――約51万円の損失から決算ルールを作り直した
先に結果:2銘柄で約51万円の損失
今回の取引をざっくりまとめると、
- サンリオ:約26万円の損失
- Finatext:約25万円の損失
- 合計:約51万円の損失
となった。
手数料などを除いた概算である。
サンリオについては、決算当日に追加した700株だけを見れば損失は約12万円だった。
しかし、その後それ以前から保有していた800株も損切りしているため、一連の取引全体では約26万円を失っている。
当初は「決算日に700株追加して12万円やられた」という印象が非常に強かったが、ブログに残す以上、取引全体として記録しておきたい。
サンリオ――新高値ブレイクに気を取られ、決算日を完全に忘れる
サンリオは、8月上旬から何度かに分けて買い始めていた。
決算発表前には800株を保有。
平均取得価格は1,300円台半ばだった。
買った理由は、業績への期待に加えて株価の強さだった。
私はウィリアム・オニールのCANSLIMや新高値投資を参考にしており、
「強い銘柄が高値を更新したら、その強さについていく」
という考え方をかなり意識している。
サンリオも、その候補の一つだった。
そして問題の決算発表日。
サンリオの株価は強く上昇し、新高値を更新した。
私はそれを見て、
「新高値ブレイクだ」
と判断した。
そして、1,400円台半ばで700株を追加。
保有株は800株から1,500株へ増えた。
チャートだけを見れば、自分が狙っていた形だった。
しかし、致命的な問題が一つあった。
その日が決算発表日であることを、完全に忘れていた。
数十秒の確認で防げた損失だった
なぜ決算日を忘れたのか。
一つには、私は普段、証券会社に表示される過去の決算日を見て、おおむね3カ月周期で次の決算時期をイメージすることがあった。
サンリオは以前の決算スケジュールが通常とは異なっていたこともあり、その感覚がずれた面はあったと思う。
ただ、これは本質ではない。
結局のところ、
買う直前に決算日を検索しなかった。
これが原因である。
「過去の決算から考えると、まだ少し先だろう」
などと推測する必要はない。
今なら数十秒検索すれば確認できる。
もしその日に決算があると知っていれば、700株は絶対に追加していなかった。
それどころか、すでに保有していた800株についても、一部を利益確定してポジションを減らしていた可能性が高い。
サンリオの失敗は、今回の2銘柄の中でも特に悔しい。
相場観が外れたわけでも、企業分析を間違えたわけでもない。
確認作業を一つ怠ったことで発生した損失だからだ。
決算後のPTSが急落
決算発表後、サンリオのPTSは大きく下落した。
私は当時、決算資料を隅々まで分析して、
「この数字では売られる」
と判断したわけではない。
先に見たのは市場の反応だった。
PTSの値動きを見て、
「これは市場からかなり厳しく評価されている」
と感じた。
しばらく反発するかを見ていたものの、戻りは弱かった。
そこで、決算日に追加した700株については、その日のPTSで売却した。
売却価格は1,200円台後半。
追加した700株だけで、約12万円の損失になった。
買ったその日に損切りである。
しかも原因は、
「決算予想を外した」
ですらない。
そもそも決算があることを知らずに買った。
この700株については、今振り返っても完全に余計な取引だったと思う。
改めて見ると、サンリオは「普通に悪い決算」だったわけではない
後から決算内容も振り返った。
すると、ここにも一つ勉強になった点があった。
サンリオの決算自体は、
「業績が崩壊した」
という内容ではなかった。
売上・利益とも前年同期を上回り、事業そのものは成長していた。
それでも株価は大きく売られた。
決算前まで株価がかなり上昇しており、市場から要求されていたハードルが高くなっていたことが大きかったのだと思う。
つまり、
良い決算=株価が上がる決算
ではない。
前年同期比で増収増益だから上がる。
過去最高だから上がる。
そう単純なものではない。
すでに株価にどこまで成長期待が織り込まれているのか。
そして、その高い期待をさらに上回れるのか。
高成長株ほど、ここが重要になる。
当時の私は、決算内容を詳しく見るより先にPTSの急落で「ヤバい」と判断していた。
結果として市場の反応を見ること自体は間違っていなかったと思う。
ただし、そもそも決算前に700株を追加していなければ、こんな判断を迫られる必要もなかった。
既存800株も損切り
決算当日に追加した700株はPTSで売却したが、それ以前から保有していた800株については残した。
しかし、休場明けも株価は大幅安となった。
「もしかしたら、寄り付き後に反発するかもしれない」
という期待もあり、値動きを見た。
ところが十分な反発が見られず、株価は安値圏で推移した。
このまま持ち続けると、さらに損失が拡大するかもしれない。
そう判断し、残していた800株も1,100円台後半で損切りした。
この部分でも約14万円の損失。
追加した700株の損失と合わせると、サンリオ一連の取引では約26万円の損失となった。
そして、こういうときに限って売った後に株価は反発する。
その後、サンリオは連騰した。
当然、
「また底付近で売ったのか」
とかなり腹が立った。
売った後に上がったからといって、損切りが間違いとは限らない
私はこれまでにも、損切りした後に株価が反発する経験を何度もしている。
これが非常に精神にくる。
「あと1日持っていれば」
「自分が売ったところが底だった」
「なぜ自分が売ると上がるのか」
と考えてしまう。
しかし、これは結果を知った後の話だ。
サンリオを損切りした時点では、
- 決算後に大幅下落
- 新高値ブレイクの形が崩れた
- 十分な反発も確認できない
という状況だった。
私がもともと買った理由は、
「強い銘柄が新高値を更新しているから」
だった。
その前提が崩れている。
であれば、撤退するという判断自体はおかしくなかったと思う。
問題は売った場所ではない。
もっと前、
決算日を確認せず700株追加したところにあった。
サンリオの最大の反省点
サンリオについては非常に単純だ。
決算日を必ず確認する。
これに尽きる。
今回、1,500株というポジションサイズそのものが絶対に無茶だったとは思っていない。
もし数週間決算がなく、通常の新高値ブレイクとして買っていたのであれば、自分の投資方針から大きく外れてはいない。
しかし、決算発表直前となれば話は別だ。
決算日に700株追加するという行為は、
通常のブレイクアウトへの買い増し
ではない。
実質的には、
数時間後に結果が分からないイベントを控えた状態で、ポジションを一気に増やす取引
である。
それをするなら、それ相応の判断が必要になる。
私は今回、その判断すらしていない。
決算があることを忘れていたのだから。
だからこそ、一番防げた失敗だった。
Finatext――こちらは決算日を知ったうえで跨いだ
Finatextはサンリオとはまったく違う。
こちらは決算日を把握していた。
Finatextを知ったきっかけは、7月上旬に株探の52週高値銘柄をチェックしていたことだった。
新高値銘柄の中から、
- ROE
- EPS成長率
- 売上・利益成長
- 今後の成長余地
などを確認した。
その結果、
かなり成長性の高い企業ではないか
と判断した。
7月上旬から買い始め、その後も何度か追加。
最終的に1,300株まで増やした。
平均取得価格は、ざっくり1,500円台半ばだった。
決算前の含み益はあった。でも十分ではなかった
決算発表前のFinatext株は1,600円台だった。
したがって、1,500円台半ばの平均取得価格に対して利益は出ていた。
含み益率は、おおむね1桁台半ば程度。
金額にすればそれなりに利益は乗っていた。
当時は、
「一応含み益もあるし、高成長企業だし、決算を跨いでもいいだろう」
と考えていた。
しかし、今振り返ると、この利益は決算を跨ぐには薄かった。
決算翌日に株価が10%下がれば、一瞬で消える程度の含み益である。
これが、後に自分が言うようになった
「含み益バリア」
だった。
Finatextには、そのバリアが十分になかった。
決算前に1,300株から1,000株へ減らした
ただし、Finatextでは多少のリスク管理もしていた。
決算当日、保有していた1,300株のうち300株を売却。
1,000株までポジションを落とした。
売却した300株については利益を確定している。
理由は単純で、
1,300株すべてを決算に持ち込むのは少し怖い
と感じたからだ。
この判断については、今でも良かったと思っている。
サンリオで損をした直後だったとはいえ、
「Finatextで全部取り返してやる」
と1,300株をそのまま突っ込んだわけではなかった。
少なくとも、300株を減らしてリスク量を下げる判断はできていた。
もし1,300株すべてを持ち越していたら、当然損失額はさらに大きくなっていた。
それでも1,000株を決算跨ぎした理由
では、なぜ残り1,000株は持ち越したのか。
理由は、
Finatextの成長性にかなり自信を持っていたから
である。
ROEやEPS成長率を見ても魅力的だった。
過去の売上成長も強かった。
私は、
「これだけ成長している会社なら、極端に悪い決算は出ないだろう」
と考えていた。
さらに、
高成長株なら、決算を積極的に跨ぐことで大きな上昇を取るべきではないか
という考えもあった。
ここには、資産を早く増やしたいという気持ちも多少あったと思う。
サンリオの損失を直接Finatextで取り返そう、という感覚ではなかった。
実際、決算前に300株減らしている。
ただ、
「大きく資産を増やしたいなら、大きく上がる場面を取らなければならない」
という意識はあった。
それが決算を跨ぐ方向に自分を傾けていた可能性はある。
Finatextの決算で何が問題だったのか
改めて決算を振り返ると、Finatextも
「売上が崩壊した最悪の決算」
という内容ではなかった。
売上高自体は前年同期から大きく伸びていた。
一方で、営業利益や経常利益は前年同期比で減益となった。
特に金融インフラ関連では、将来の成長に向けた人材採用などの先行投資負担が利益を圧迫していた。
会社側は通期の成長見通しを維持していた。
つまり、
長期の成長ストーリーが完全に壊れたわけではない。
しかし、Finatextはもともと高い成長を期待されていた銘柄だった。
私自身も、その高成長に期待して買っている。
そんな銘柄に、
「売上は大きく伸びたが、利益は減った」
という数字が出てきた。
市場の期待には届かなかったのだと思う。
「高成長企業だから良い決算が出る」は危険だった
Finatextでの最大の反省点はここだ。
私は、
ROEが高い。EPSが伸びている。事業も成長している。
という情報から、
「次の決算も良い可能性が高い」
と考えた。
銘柄を選ぶ方法としては、今でも間違っているとは思っていない。
問題は、その先だった。
良い企業であることと、
次の決算で株価が上がること
は別である。
高成長企業ほど、投資家も高い成長率を期待する。
30%成長を期待されている企業が10%成長なら、増益でも期待外れになる。
市場予想より少し弱いだけで、大幅に売られることもある。
企業の絶対的な成長率を見るだけでは足りない。
「現在の株価に、どれくらいの成長期待がすでに入っているのか」
も見なければならない。
決算翌日、大幅下落
Finatextは決算発表後、大きく売られた。
私は寄り付きですぐに投げることはしなかった。
急落した後に反発する可能性もあるため、しばらく値動きを確認した。
しかし、十分な反発は見られなかった。
時間が経っても安値圏にとどまり、株価はストップ安水準を意識するほど弱い動きになった。
そこで、
「このままなら翌日以降もさらに下がる可能性がある」
と判断。
残していた1,000株を1,200円台後半で売却した。
決算前に300株を利益確定していた分を差し引いても、Finatext一連の取引では約25万円の損失になった。
そしてまた、売った後に反発
これが本当に精神的にきつかった。
私がFinatextを損切りした後、株価は反発した。
「また底付近で売ったのか」
と思った。
サンリオでも似たことが起きた直後だった。
自分が売ったら上がる。
我慢して持ったらさらに下がる。
なぜいつも判断が裏目に出るのか。
そう感じて、自分自身にかなり苛立った。
ただし、Finatextについても、
損切りした判断そのものが間違っていたとは今でも思っていない。
底値で売ったことと、売却判断の正誤は別
決算後のFinatextは、
- 利益面で市場期待に届かなかった
- 大幅なギャップダウン
- 出来高急増
- 日中も十分に反発できない
- 安値圏で推移
という状態だった。
その時点では、翌日に反発する保証などない。
「ここまで下がったのだから明日は上がるだろう」
だけを理由に持ち続けるのは、自分にとっては投資ではなく祈りに近い。
損切りは、
最安値を当てるためにするものではない。
自分の想定していたシナリオが崩れたときに、さらに大きな損失になる可能性を切るために行うものだ。
翌日の株価を知った状態から、
「持っていればよかった」
と考えるのは簡単だ。
しかし、その情報は売却時点の自分にはなかった。
今後も、この結果論は分けて考えたい。
サンリオとFinatextは、同じ失敗ではなかった
今回の2銘柄を並べると、自分の問題点がかなり分かりやすい。
サンリオ
決算日を確認していなかった。
これが最大の問題。
数十秒の確認で追加700株は避けられた。
オペレーション上のミス。
Finatext
決算日は把握していた。
しかも、1,300株から1,000株へ減らしている。
それでも、
「高成長企業だから良い決算になるだろう」
という期待を優先して持ち越した。
こちらは、
決算リスクと市場期待を甘く見た判断上のミス。
だから、「どちらがより防げたか」と聞かれれば、間違いなくサンリオだ。
しかし共通点もあった――含み益バリアが薄い
失敗の種類は違う。
しかし、2銘柄には共通点もあった。
決算前に十分な含み益がなかったこと。
サンリオでは、決算直前に追加した700株についてはほぼ含み益がなかった。
保有株全体を見ても、決算の急落を吸収できるほどの含み益ではなかった。
Finatextについても、決算前の含み益は1桁台半ば程度だった。
どちらも、決算翌日に10%程度下落すれば簡単に含み損へ転落する状態だった。
これを経験して、
「含み益バリア」という考え方が必要なのではないか
と思うようになった。
今後は「含み益10%」を一つの目安にする
そこで、今後の決算跨ぎには自分なりの基準を設けることにした。
決算発表前に含み益が10%程度ない場合、そのまま大きなポジションでは跨がない。
具体的には、
- ポジションを減らす
- 場合によってはすべて売却する
という対応を取る。
もちろん、
10%含み益があれば安全
という意味ではない。
決算で20%下がれば、それでも含み損になる。
10%という数字に絶対的な根拠があるわけでもない。
ただ、
多少決算が悪くてもすぐ元本割れしないための最低限のクッション
として、自分の中で一つの目安にする。
含み益ゼロで決算を跨ぐのと、10%利益が乗った状態で跨ぐのでは、金銭面だけでなく心理面でもかなり違う。
決算前に買う必要はない。決算後に買えばいい
もう一つ大きく考えが変わった。
以前は、
「決算で大きく上がるなら、その前に持っていなければ利益を取り逃す」
と思っていた。
しかし、必ずしもそうではない。
本当に強い決算なら、翌日に大幅高する。
さらに出来高を伴って新高値を突破し、その後も上昇トレンドが続くこともある。
ならば、
決算内容と市場の評価を確認してから、上昇の初動で買う
という方法もある。
もちろん決算前より高い価格で買うことになる。
しかし、その代わり、
「良い決算が出るはずだ」
という予想に賭ける必要がない。
決算が良かった。
市場も高く評価した。
出来高を伴って株価も上昇した。
そこまで確認してから参加できる。
自分が参考にしているCANSLIMとの相性も、むしろこちらのほうが良いのではないかと思っている。
今後の決算跨ぎルール
2銘柄での失敗を踏まえ、今後は以下の6つを決算跨ぎのルールとして運用することにした。

① 新規購入・買い増し前に必ず決算日を確認する
「前回から3カ月くらいだから、まだ大丈夫だろう」
は禁止。
特に新高値ブレイクを見つけたときほど、決算日を先に確認する。
② 含み益10%未満ならポジションを落とす
利益のクッションが薄い状態で、大きなポジションをそのまま決算へ持ち込まない。
必要なら全売却も選択肢にする。
③ 決算を跨ぐなら、ポジションサイズそのものを考える
Finatextで1,300株から1,000株へ減らしたことは、結果的に損失を小さくした。
0か100かではなく、
半分売る。
3割売る。
という選択肢も持つ。
④ 「高成長企業だから大丈夫」と考えない
高成長企業ほど期待値も高い。
企業業績だけでなく、市場がどこまで織り込んでいるかを見る。
⑤ 決算後の初動から参加する選択肢を持つ
決算前に持っていなかったからといって、チャンスが完全になくなるわけではない。
強い決算と強い株価反応を確認してから買う。
⑥ 損切り直後の反発だけで自分の判断を否定しない
底値で損切りすることはある。
重要なのは、翌日の株価を当てることではなく、その時点で自分のシナリオが維持されているかどうか。
※損失を取り返そうとした結果、さらにリスクを取ってしまった例として、レーザーテックの空売りで約32万円損失した取引も振り返っています。
決算跨ぎは「保有の延長」ではない
今回、一番認識が変わったのはここかもしれない。
株を数週間持っていると、その途中に決算が来ても、
「今まで持っていたのだから、そのまま持っておけばいいか」
となりやすい。
しかし、決算を跨ぐ瞬間には、それまでとは違うリスクが発生する。
前日終値から10%以上離れて始まることもある。
逆指値で損失を限定しようとしても、ギャップダウンすれば予定した価格では売れないこともある。
何週間かかけて積み上げた含み益が、一晩で消えることもある。
だから今後は、
決算跨ぎを「ただ保有を継続すること」だとは考えない。
決算発表の直前に、
今この株を、この価格、この株数で、新規に買うとしても決算を跨ぎたいか?
と考える。
答えがNOなら、ポジションを落とすべきなのだと思う。
まとめ――約51万円の損失から決算ルールを作り直した
今回、サンリオとFinatextで合計約51万円を失った。
サンリオでは、決算日を完全に失念したまま新高値ブレイクを見て700株を追加。
Finatextでは、決算日を把握していたものの、
「高成長企業だから良い決算になるだろう」
という期待から1,000株を持ち越した。
失敗の種類は違う。
しかし、どちらにも、
十分な含み益がない状態で、大きな決算リスクを取った
という共通点があった。
今後、決算跨ぎそのものを完全に禁止するつもりはない。
高成長株では、決算をきっかけに大きなトレンドが発生することもある。
そこを取ることには大きな魅力がある。
ただし、今回のように、
「たぶん大丈夫だろう」
で跨ぐことはやめる。
決算日は必ず確認する。
含み益10%程度を一つの目安にする。
利益が薄ければポジションを落とす。
場合によってはすべて売る。
そして、本当に良い決算なら、株価が急騰した後から参加するという選択肢を持つ。
取り逃した利益は、口座残高を減らさない。
一方、決算前に期待だけで取ったリスクは、外れれば本当に資金を失う。
約51万円。
かなり高い授業料になった。
少なくとも、この損失をただの「運が悪かった2連敗」で終わらせず、今後の決算取引のルールとして残しておきたい。

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