2025年4月4日:止まらぬ下落、日経平均は2日で約2,000円安…不安が広がる週末
今日は正直、相場を見ていて胃がキリキリしました。
昨日の急落(▲989円)に続き、今日も日経平均は大きく続落。終値は前日比955円安の33,780円。ついに、2日間で約2,000円もの下げ幅になってしまいました。これはもう“急落”というより“崩れ落ちた”感覚に近いです。
やはり市場のセンチメントを一気に冷やしたのは、昨日発表されたトランプ大統領による「相互関税」政策。特に日本に対する関税率が24%と高水準だったことで、企業業績への不安が一気に広がりました。
銀行株が壊滅状態…
今日の下げで特に目立ったのは銀行株の大幅安。銀行セクター全体で10%を超える下落で、銀行株を保有している人にとっては相当肝が冷えるでしょう(といってもほかの業種の下げもきついですが)。複数業種に分散して投資することの重要性が感じられます。
例えば、三菱UFJ(8306)は8.48%の下落率でした。
為替はさらに円高へ
ドル円はさらに円高方向へ進み、145円台前半まで。これがまた輸出企業への圧力になっていて、トヨタやソニーなど主力株も軒並み売られました。日本株全体が“外部要因に振り回されている”という印象が強いです。
逆行高銘柄にも注目
ただ、全てが下がったわけではなく、内需系や円高メリットのある企業、たとえばニトリHDや神戸物産など一部銘柄は逆行高を見せていました。こういう局面で買われる銘柄があると、買いポジション中心でもなんとかやっていけるのでは、という希望も少し出てきます(筆者は外部要因の先行きが読めないので、買うのをためらってしまいましたが)
“四空”チャートに注目?
一部のテクニカルアナリストの間では、チャートに「四空」が出現しており、これは過去の急落局面でも見られたサインとのこと。もしかしたら“底打ち”の兆しかも?と、ほんの少しだけ希望も感じています。
一方で、ちょっと調整してまた落ちる、というさらなる下落が起こることも危惧しているため、筆者はまだ個別株の買いは入れていません。
今日の保有株式売買
4/4は、前日に引き続き下落がひどかったです。私は持っていた信用ポジションを全て決済しました。
例えば伊藤忠の損切りを行いました。200株買い建てていたので、約14万円の損切です……

先日、バフェット氏が日本商社株の買い増しを行った、というニュースの際に購入しましたが、結果として外部要因の荒波で下がってしまいました。
持ち続ければいずれは戻る気もしますが、いかんせん信用買いなので手数料もかかり、長期保有はできないと判断しました。
そもそも下落トレンドの最中に買うな、という話ではありますが、結局買ったときは日経平均が底打ったと思って買ってるのでしょうがないですね。
相場全体が上昇トレンドに入りなおしたら、また再インしたいと思います。
さいごに:個人投資家として思うこと
2日間で2,000円近くの下落を目の当たりにすると、本当に心が折れそうになります…。
実際、トランプ氏及び関税関連の株価下落で、今年1月の最盛期から約3か月で、4割くらい資産が減ってしまっております。辛いです。相場が悪くなって恥ずかしい運用実態が表れてしまっていますね。
でも、こういう相場だからこそ、冷静になり、自分の投資スタンスを見直すきっかけになったと思います。資産は大きく減らしておりますが、高い勉強料であったと思うことにします。
私はダメージを受けないと学べない人間なので、しょうがないですね。ひとまず現在は積立NISAの積み立て額を大きくして、安値をコツコツ拾っていくことにしました。
来週は相場が落ち着くことを祈りつつ、週末はしっかりとニュースとチャートを確認して、次の動きに備えたいと思います。
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