昨日の力強い反発ムードを引き継ぎ、今日も市場は強かったですね。日経平均株価は終値で前日比 +605.07 円高の 48,277.74 円と大幅続伸。心理的な節目であった48,000円台を3営業日ぶりに回復し、地合いの強さを改めて見せつける一日となりました。
高く寄り付いた後もじりじりと値を上げる展開で、特に後場にかけて一段高となった印象です。昨日が「売られすぎの修正」だとしたら、今日は「新たな買い材料への期待」が株価を押し上げたように感じます。
今日の主役は、何と言っても「政局」でした。「自民・維新の連立協議」というニュースが市場の雰囲気を一変させ、これまでリスク要因と見られていた政治の不透明感が、一気に期待へと変わった格好です。市場とはかくも現金なものかと、改めてその変化の速さに驚かされます。
🌪 今日の上昇要因を読み解く
以下、今日の強気相場を形成した要因を整理します。
1. 政局期待:「高市トレード」の再燃
本日の最大のカタリストはこれでしょう。自民党の高市総裁と日本維新の会の吉村代表が、首相指名選挙での協力や連立政権樹立に向けて政策協議を開始した、との報道が伝わりました。これにより、高市氏が首相に選出される可能性が俄然高まったとの見方が広がり、「高市トレード」と呼ばれる、新政権の経済政策(特に積極財政や防衛関連)への期待を織り込む動きが再燃しました。政治の不透明感が後退し、安定政権への期待感が出たことが、投資家心理を大きく改善させたようです。
2. ハイテク・半導体株の堅調さ継続
昨日に引き続き、ハイテク株、特に半導体関連が相場を牽引しました。前日の米国市場は主要指数がまちまち(NYダウは下落、NASDAQは上昇)であったにもかかわらず、日本の半導体株は底堅く推移しました。これは、特定の指数に振らされるのではなく、AI関連などの中長期的な成長ストーリーに対する信頼が厚いことの表れでしょう。東京エレクトロンやソフトバンクグループといった指数インパクトの大きい銘柄がしっかりしていたことが、相場全体に安心感を与えました。
3. 為替の安定が下支え
為替相場が1ドル=150円台後半と、比較的落ち着いた値動きだったことも相場を支えました。急激な円高への警戒感が和らいでいるため、輸出企業の採算悪化懸念が後退し、自動車株なども買いやすい地合いだったと言えます。
📈 特徴的だった値動きとセクター動向
東証プライム市場の売買代金は約5.4兆円と、昨日よりも商いが増えており、上昇に実体を伴っていたことが窺えます。
値上がり銘柄数は全体の53%、値下がり銘柄数は42%と、指数ほど全面高というわけではありませんでした。これは、物色の矛先が「政局期待」というテーマに沿った特定のセクターや銘柄に集中した結果だと考えられます。「何でも買われる」展開から、「選別される」展開へと移行しつつあるのかもしれません。
業種別では、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガスなどが値上がり率上位に。特にソフトバンクグループの上昇が情報・通信業を押し上げた形です。
一方で、その他製品(任天堂など)、保険、サービス業の一部は軟調な展開となり、セクターごとの強弱がはっきりしてきました。
個別では、半導体関連の主力どころ(アドバンテスト、ディスコなど)が軒並み上昇。また、政権期待からか内需・インフラ関連にも買いが見られました。昨日まで強かった銘柄が一服し、出遅れていた銘柄に資金が向かう「セクターローテーション」の兆しが少し見えた一日でもありました。
🧠 個人投資家として感じた手応えと注意点
この二日間の力強い上昇を通じて、感じたことや今後の注意点を整理します。
● 感触としては「テーマ主導の相場への回帰」
昨日がテクニカルな自律反発だったのに対し、今日は「高市新政権」という明確なテーマが相場を動かしました。やはり株式市場は「物語」を好むのだと再認識しました。この物語がどこまで続くのか、冷静に見極める必要がありますが、少なくとも市場が活気を取り戻す良いきっかけになったと感じます。
●「もしタカ」
今は国内の「もし高市総理が誕生したら」に投資家の関心がシフトしているように思えます。政策期待で買われる銘柄群(いわゆるアベノミクス相場を彷彿とさせる銘柄)のリストアップと分析を急ぎたいところです。
● 戦略メモ:上昇の波に乗るための準備
- テーマへの感度を高める:政局関連のニュースにはこれまで以上に注意を払い、関連銘柄の洗い出しと押し目買いのタイミングを計りたいです。ただし、期待が剥落した時の下げは速いので、深追いは禁物です。
- 利益確定も視野に:この二日間で急反発した銘柄も多く、ポートフォリオはかなり回復しました。ボラティリティが高い状況は変わらないため、過度な楽観はせず、上昇ピッチの速い銘柄については一部利益を確定し、次のチャンスに備えることも重要だと考えています。
- 相場の過熱感をチェック:日経平均は48,000円台を回復しましたが、ここから上値が重くなる可能性も十分にあります。テクニカル指標(RSIなど)で短期的な過熱感が出ていないか、日々チェックを怠らないようにしたいです。
🔮 今後のチェックポイント(直近注目材料)
| 日程・期間 | 注目事項 | 意義/警戒点 |
| 今週〜来週 | 連立協議の進展と首班指名選挙 | 政権の枠組みが固まれば、ご祝儀相場が続く可能性。交渉難航なら失望売りも。 |
| 今夜〜 | 米国企業の決算発表 | 特にハイテク企業の決算内容が、日本の関連銘柄の動向に直接影響。 |
| 随時 | 中国の経済指標や動向 | 米中対立のテーマは継続中。中国経済の減速を示す指標が出ると重荷に。 |
| 来週以降 | 新政権の具体的な経済政策 | どのような政策が打ち出されるか。財政規模や減税の有無などが焦点。 |
| テクニカル | 日経平均48,500円レベル | 窓を開けて下落する前の水準。ここを明確に超えられるかが上値の試金石。 |
✍️ 今日のまとめ(要点整理)
- 日経平均は大幅続伸(+605円)、48,000円台を回復。
- 要因は「自民・維新の連立協議」報道を受けた政局期待(高市トレード)が中心。
- 半導体などハイテク株も引き続き堅調で相場をサポート。
- 物色は選別色が強まり、テーマに関連するセクターに資金が集中する傾向。
- 個人的には、テーマに乗る準備をしつつも、短期的な過熱を警戒し、冷静な立ち回りを心掛けたい。
二日間で1400円以上も上昇するとは、株は本当に分からないものです。この勢いが本物か、来週の動きを慎重に見極めたいと思います。

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